皆さんは普段から意識してバランス良く食事を取ることができていますか?
私はどうしても栄養が偏ってしまうことが多いので、サプリメントで補うようにしています。
ただ、足りないからと言っていくつもの種類のサプリメントを飲むのは面倒だったりしますよね…
そんな方におすすめなのが「ミドリムシ」です。
虫嫌いの方、ご安心ください。ミドリムシと言っても虫ではありません。
Contents
ミドリムシとは?
私は虫が大の苦手なので最初ミドリムシの正体を知るまでは敬遠していたのですが…実はミドリムシは、昆布やワカメと同じ藻の仲間です。
学術的には「eu 美しい + glena 眼点」という意味でユーグレナと呼ばれていたりします。
ミドリムシは約5億年前の太古の地球に生まれた植物と動物両方の性質を持った微生物で、誕生してこれまで姿かたち・生態を変えていません。
驚きのミドリムシの生態
ミドリムシは、植物のように葉緑体を持ち光合成をし、さらには動物のように動き回ることもできるのです。
体長は直径0.06~0.09mで顕微鏡でしか見ることができないほど小さいのですが、その大きさからは、はかりしれないほどのパワーを持っていると言われています。
ミドリムシの特徴
豊富な栄養バランス

植物と動物の両方の性質を持っているミドリムシは、野菜に多く含まれるビタミンやミネラルなどに加え、魚に多く含まれるDHAやEPAといった不飽和脂肪酸なども含有しています。
その栄養素の数はなんと59種類!
内容を見ると理論上「ミドリムシだけを摂取していれば生きていける」とまで言われるほど。
分類 | 栄養素 |
ビタミン14種 | α-カロテン・β-カロテン・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK1・ナイアシン・パントテン酸・ビオチン・葉酸 |
ミネラル9種 | マンガン・銅・鉄・ 亜鉛・カルシウム・マグネシウム・カリウム・リン・ナトリウム |
アミノ酸9種 | アラニン・アルギニン・アスパラギン酸・グルタミン酸・プロリン・チロシン・グリシン・セリン・シスチン |
必須アミノ酸9種 | バリン・ロイシン・イソロイシン・リジン・スレオニン・メチオニン・フェニルアラニン・ヒスチジン・トリプトファン |
不飽和脂肪酸11種 | DHA・EPA・パルミトレイン酸・オレイン酸・リノール酸・リノレン酸・エイコサジエン酸・アラキドン酸・ドコサテトラエン酸・ドコサペンタエン酸・ジホモγ-リノレン酸 |
その他7種 | パラミロン・クロロフィル・ルテイン・ゼアキサンチン・GABA・スペルミジン・プトレッシン |
抗酸化作用によって老化や病気を予防してくれるビタミンや、タンパク質の成分となるアミノ酸、丈夫な歯や骨を作ってくれるカルシウム、ヘモグロビンの主成分で貧血予防になる鉄、代謝や免疫につながる亜鉛など、人が生きていくために不可欠である栄養素をこれだけまんべんなく摂取できるものは他になかなかないでしょう。
ビタミンのサプリ、カルシウムのサプリ、鉄のサプリなど、いくつものサプリメントを大量に飲まなくても、ミドリムシを飲むことで効率よく不足しがちな栄養素を補うことが可能と言えます。
細胞壁がないので吸収力抜群

普段私たちが食べている野菜には細胞壁があり、正しく調理をしてしっかり噛んで食べたとしても、細胞壁があるために栄養吸収率は約40%前後と言われています。
しかしミドリムシには細胞壁がないので、吸収率はなんと驚きの93.1%!
これは、ミドリムシが動物であり植物であるという特殊な生物であることが原因として考えられています。(牛や豚などの動物性食品は植物性食品と違い、細胞壁がないため、栄養吸収率は97~100%となり、ほぼ吸収されます。)
こういった面からも、ミドリムシは食品として取り入れる効果が非常に高い生物なのです。
パラミロンの効果

パラミロンとは、地球上においてはミドリムシにしか存在しない特殊な成分です。
抗がん作用や免疫力の強化など、いくつかの効果が期待されていますが、中でも特に女性にとって嬉しいのは食物繊維と同じ働きをしてくれることではないでしょうか。
パラミロンは基本的に難消化性で、体内で消化・吸収しにくく、摂取後はそのまま腸へと進む物質です。
そして腸内の余分な栄養や老廃物を吸着して絡め取り、不要な物質を体外へ排出するサポートをしてくれるおまけつき。
必要な栄養素を摂りながら、不要なものを出すなんて、いいとこ取りですね。
妊活中にもおすすめ

59種類の栄養素の一つに「葉酸」が含まれているという理由で、ミドリムシは妊活中の方にもおすすめです。
葉酸は子宮内膜を強化して受精卵が着床しやすいように働いてくれるので、女性が妊娠しやすい環境をつくるのに欠かせない栄養素。しっかり補っていきたいですよね。
またミドリムシには、精子の生成を促して質を高める効果のある亜鉛も豊富に含まれているため、男性にとっても良いサポートになります。
妊活中は是非夫婦で一緒にミドリムシを飲んでみてはいかがでしょうか。
妊娠中に飲んでいいの?
ミドリムシは妊娠中の方が飲んでも問題ありません。授乳中の方も大丈夫です。
特に妊娠初期は赤ちゃんの栄養不足・先天異常のリスクを避けるため、 葉酸の摂取が推奨されているので、積極的に取り入れていくことをおすすめします。
妊娠中、授乳中はバランス良く様々な栄養素を摂取する必要があるので、ミドリムシがそのサポートをしてくれるでしょう。
どのミドリムシがいいの?
ミドリムシのサプリメントは幅広くたくさん販売されているのでどれを買うか悩みますよね。
私は、選ぶ際に以下のポイントを気にするようにしています。
ユーグレナマークに注目
歴史をさかのぼると、2005年に世界で初めてミドリムシの大量培養に成功したのは東京大学発のベンチャー企業であるユーグレナ社です。
そのユーグレナ社は、自社で培養したミドリムシを使用した製品で、“高品質で安心、安全である”と認めた場合にだけ「ユーグレナ・ミドリムシ」のロゴマークを付与しています。
ミドリムシのサプリメントを買う時はこのユーグレナマークがついているものを選ぶようにすると安心です。
ミドリムシの含有量
もう一つ、忘れてはならないのがミドリムシの含有量です。
ユーグレナ社によると、ミドリムシの1日の摂取量目安は500~1,000mgです。サプリメントを選ぶときは、この量をしっかり摂れる製品を選ぶようにしましょう。
含有量の記載がない商品は配合量がほんの少し、という場合もあるようです。
粒数が多くて激安で販売されているミドリムシ商品をたまに見かけますが、問い合わせてみると一粒あたりの含有量が低く、1000mg取るにはかなりたくさんの数を飲まないといけないという商品も中にはあります。
ちなみに私が飲んでいるのはこちら。リンク
ユーグレナ社の認定マーク付きで高品質なので安心です。
ユーグレナのほか、女王蜂の生命の源であるローヤルゼリー、軟骨にかかわりのあるコンドロイチンを含む鮫軟骨抽出物なども配合されています。
一粒300mgのうちミドリムシの含有量は260mg。一日3〜6粒で必要な目安量を摂取できる計算です。
まとめ

健康な体を維持するには肉、魚、野菜をバランスよく食べることが大切ですが、毎日忙しく過ごす現代人にとって全てを食事で取り入れることはどうしても難しいですよね。
栄養の偏りが気になる場合は是非ミドリムシサプリメントを試してみてはいかがでしょうか?