子育て悩み

何もしない夫が家事・育児に全力投球するようになった理由

我が家の夫は自他共に認めるイクメン(今は死語?)で、そのうち乳首から母乳が出てくるのでは…?!と言われるくらい育児スキルが高めです。

ですが元々、夫は結婚するまで実家暮らしで家事を全くしてこなかったタイプ。

そんな夫が結婚して、子供が産まれてから家事・育児に取り組むようになるまでの経緯と理由をまとめてみました。

我が家の夫はカリスマスーパー主婦

我が家の夫は激務な労働環境にあり、勤務時間がかなり長いので一日のほとんどが仕事で終わってしまいます。

夜勤もあるので様々な時間帯で家を空けており、私は基本的にほぼワンオペ育児。

夫が仕事の日は私が1人で育児を全てやっているのですが、その代わりに育児以外の家事を全て夫がやるというのが我が家の基本的な分担になっています。

夫は朝息子が起きるよりも早くに仕事に行って、夜は私と息子が布団で眠りについた後に帰宅し、その後一人で部屋の片づけや掃除をして、洗濯をして、私が放置した洗い物などを片付けて、夕食やお風呂をさっと済ませてから翌日の息子の保育園の荷物の準備をセッティング。

それらが終わると深夜遅くに就寝しています。

仕事の日の夫は息子と触れ合うことがほとんどできず、その反動か休日には息子に関わるお世話や作業を全てやりたいらしく、私の出る幕がないほど家で働きまくっています(笑)

今となっては我が家にとって、なくてはならない超主力な夫ですが、元々はほんっと~うに何にもしない人でした。

仕事が休みの日には家からほぼ出ることはなく、一日中ソファの上でほとんど動かず…(笑)

そんな夫がスーパー主婦になるきっかけとして「子どもが産まれた」というのはやはり一番大きな理由だと思われますが、その他にもいくつかの理由があるように感じます。

①褒められて伸びるタイプだった

一番大きな要素はおそらく夫が典型的な褒められて伸びるタイプだったこと。

家事育児を手伝ってもらった時に、私が感謝したり感動していると、やりがいを感じてくれるらしく喜んでますます育児をやってくれるようになりました。

性格の問題なのかもしれませんが、逆に褒められてマイナスになることってあるのでしょうか?

大抵の人は褒められて良い方向に働くように思うし、単純に手伝ってもらったことに感謝するのは当然のことなので、気持ちは積極的に伝えていくようにしています。

そして、これの延長が次に繋がります。

②SNSを活用する

夫が家事や育児をしてくれた時は、写真や動画を撮って積極的にSNSに載せていくようにしました。

晩御飯を作ってくれたら写真を撮って投稿、離乳食を作ってくれたら写真を撮って投稿、息子の爪切りをしてくれている様子も動画を撮って投稿、家の掃除を頑張ってくれている時も撮影して投稿。

うちの夫はこんなにも家事も育児も頑張ってくれてまーす!!とSNSで猛アピール。

この手の投稿は妬ましく思う方も中にはいるかも知れませんが、私たち夫婦の身近な人ほど好感を持って反応してくれました。

投稿に対して「旦那さんすごい!」「神様!」「うちの夫にも爪の垢を煎じて飲ませたい!」などコメントが多く来るので一件ずつ読んで見せると夫は大喜び!

さらに、投稿を見た友人たちが直接夫に「投稿みたよ!すごいね!さすがイクメン!」と会った時に評価してくれることでますます夫はヤル気を出すという相乗効果になりました。

③1から10まで説明する

夫は結婚するまで家事全般、特に料理は全くしてこなかった人でした。

結婚するまでは卵焼きも作ったことがなかったらしく、フライパンに油を引いて、卵を数回にわけて焼きながら巻いていく、というところから説明しました。

赤ちゃんが産まれてからは家事だけでなく育児も加わり、私がやる事に追われていると夫は「次俺は何したらいい?指示ちょうだい!」と聞いてくれるのでその都度に一つずつ「今はこれをしてほしい」と、細かく注文するようにしました。

「ゴミ出し」一つするにしても、「まとめたゴミをゴミ捨て場に持って行く」だけでゴミ出しを担当してると思っている旦那さんをよく見かけますが、実際には家中の数あるゴミ箱のゴミを集めて、新しいゴミ袋をセッティングすることの方が手間がかかったりしますよね。

最初に1から10までゴミ出しの手順を説明することで、以降ゴミ出しの全行程をやってもらえるようになれば、家事負担がかなり減り楽になります。

その他にも「子供に離乳食をあげる」という育児も、単純に食べさせる作業だけではなく、離乳食を用意する作業から、片付けをする作業まで全て終わって完結します。

「子供をお風呂に入れる」のは、ただお風呂に入れて洗うだけでなく、着替えなどの用意をセッティングするところから、入浴後に体を拭き上げ、保湿ケアなどをして、服を着せ終わって完了です。

もちろん夫婦で協力して分担するといいのですが、一人でも全てできるのとそうでないのとでは全然違います。

最初に1から10まで説明しておくと、慣れてくると自然と全てやってもらえる上に、男性目線で要領よく済ませる方法にアレンジしているので、まるで逆輸入感覚で私が参考にしていることがたくさんあります(笑)

④報告をマメにする

息子のことに関しては、ほんの些細なことでもこまめに報告するようにしました。

こんなあやし方をすればよく笑った、今日は両手でおもちゃを掴めるようになった、など。

小さなことでも私だけが知っているより、情報を共有する方が、育児に対して夫も私と対等に向き合ってくれていると感じるようになりました。

夫の帰宅後だとつい言い忘れてしまうので、何か変化があったら夫の仕事中でも随時メールしておくようにしています。

こうして夫は仕事をしていても育児から離れていくことはなく、帰宅後や休日は積極的に育児に取り組んでくれるようになりました。

⑤手のかかる赤ちゃん

我が家の息子は産まれた時から本当によく泣く子でした。

抱っこしていないと泣くし、なかなか寝ない、ミルクは飲まない、離乳食は食べない。

今まで色々と試行錯誤して一つずつなんとか乗り越えてきましたが、育児書に載っているよくある試練のほぼ全てに直面してきたように思います。

特に月齢が低い時は本当に一日中抱っこして過ごしていたので、日中最低限の家事もままならず、夫も手伝わざるを得ないという状況でした。

もしいくらでも寝る赤ちゃんで、人見知りも全くせず、手がかからず育てやすい子だったとしたら、夫はここまでイクメンになっていなかったかもしれませんね。

産後の恨みは一生続く

子どもの月齢が低いうちは特に子育ても神経を使うことが多いので、ママ一人ではかなり負担が大きくなりがちです。

この時期にパパも一緒の方向を向いて協力してくれるかどうかで、夫婦仲も大きく変わってきますよね。

子どもが成長して取返しが付かなくなる前に、早い段階からパパも家事育児に取り組んでいけるといいですね。

ちまたでは「産後の恨みは一生続く」なんてよく言われたりしていますが、逆に言えば実は「産後の感謝は一生続く」という側面もありますよね。

まとめ

今や夫は私よりもスーパー主婦なので、もし私が病気になって寝込んだとしても夫は家事も育児も全て一人でこなすことができます。

逆に私は夫がいなくなったら困ることがたくさんあります。

例えば力仕事や家や車のメンテナンスなど。

いつもやってもらっていることを「当たり前」と思わずに、些細なことでも感謝することを忘れてはいけませんね。

お互いに感謝して「ありがとう」と伝えながら、協力して家事や育児に取り組んでいきましょう。…と、書きながら改めて思いました(笑)

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はなママ

令和2年生まれの男の子を子育て中。 とある美容企業にて仕入れや企画のお仕事をしているワーママです。夫も激務でほぼワンオペ育児の為、1秒でも暮らしに余裕をもたらしてくれるものにはすぐに飛びつく生態です。

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