子育て悩み

もう限界!イヤイヤ期の育児が辛い【対処法まとめ】

我が家の息子は現在2歳3か月。

1歳半頃からイヤイヤ期に片足を突っ込み始め、今まさに絶頂を迎えているように思います。いや、もしかしたらまだ坂道の途中なのかも知れない。

思い返せば私は息子が1歳半を迎えた頃から毎月感じていました。「今が最強にイヤイヤ期なのかも知れない。」と…。

確かに先月も同じことを感じていたし、もしかしたら来月も同じように悩んでいるかもしれない。

一体イヤイヤ期の終わりはいつやってくるのか…

そもそも、イヤイヤ期とは?

イヤイヤ期とは、2歳前後の子どもが「イヤ!ダメ!」と自己主張が強くなってくることを指します。

自分の気持ちを押し通そうとするようになるので「ヤダヤダ期」「第一反抗期」「魔の2歳児」などと表現されることもありますね。

イヤイヤ期はいつからいつまで?

一般的には、3歳頃になると落ち着いてくるようになり、4歳になる頃にはイヤイヤ期が知らない間に終わっていた!と言う方が多いようです。

そうか、4歳頃には落ち着くのかぁ…って、長すぎませんか!?!?!?

私は、今とても辛いのです。

急に「自分でやる!」と主張したり、思い通りにできないことがあると泣き叫んだり、朝から晩まで息子のイヤイヤに振り回されてもうお手上げ状態。

まさに限界が近づいているのです。

4歳までまだ後2年近くありますが到底耐えきれる自信がありません。

我が家の息子の「イヤイヤ期」のご紹介

一日で何度も登場する、我が家の息子のイヤイヤパターンをご紹介します(笑)

①ところ構わず泣きわめく、暴れる
②親の言うことに必ずイヤ・ヤダと返事する
③気に入らないと物を投げる
④食事中に遊び始めたり、食べものを投げたりする
⑤着替えや歯磨きの際、逃げ回る
⑥眠い時や疲れた時にぐずる

こちらにも余裕があれば「あー、はいはい、そうきましたかぁ」と冷静に対応できるのでしょうが、こちらも疲れがたまっていると「なんで言うことをきいてくれないの?」と、イライラしてしまったり、辛くて涙してしまう日もしばしば…。

つい先日も、保育園の帰りに車のチャイルドシートに乗せようとしたところ、「嫌だー!」と叫んで大暴れ。

無理やりシートに乗せようとする私と全身をそらせてどうしてもチャイルドシートに乗りたくない息子とで、数分の格闘の末バランスを崩して車の座席から落下し、打ちどころが悪く口から流血するという大惨事が起こりました…。

幸い唇を切っただけのようで、保育園の看護師さんに診てもらったところ歯や歯茎には異常ないとのこと。大事故は免れましたが血の気が引いた出来事でした。

晩御飯は戦争

夕食もお腹がすいているはずなのに反抗して全然食べようとしない日もよくあります。

「少しずつ頑張って食べようね~」と優しく促しても、「嫌だー!!!」と怒って、昭和のちゃぶ台返しのようにお盆をひっくり返されることも珍しくありません。

「じゃあもういいよ、食べるのやめなさい。ごちそうさまね。」

そう言って床を片付けようとすると今度は「嫌だ、食べるー!」と言って怒ってくるのです。

そして、落ちた食べ物を拾って怒りながら食べ始めます…

食べろと言ったら食べないし、食べるなと言ったら食べるのです。何なんでしょうか。

お出かけ時のイヤイヤ

もう何度も見ましたこの光景。

地面に寝っ転がって「嫌だー!!!!!」と地団駄を踏んでいます。

このシチュエーションは大体「もうそろそろ帰るよ~!」と言うとこうなります。

私だってできるものならいつまでもお外で遊ばせてあげたい。でも晩御飯の支度もあるし、次の日も仕事があるし、生活リズムがあるし、早く帰らないとどうにもならないじゃないか。そんなことをもう100回以上心の中でつぶやいています。いや、もしかしたら声に出ているかもしれません。

一番辛いのは共感できる人がいないこと

育児中の一番の辛さ・敵なのは「孤独」ではないでしょうか。

特にワンオペ育児の時は子どもと私の2人だけなので、あまりに話が通じないと孤独感が増してしまいます。

一生懸命作った食事をひっくり返された時、お茶をぶちまけられた時、一人で片付けをしていると惨めで虚しい気持ちになってつい涙が出てきてしまうのです。

嫌がる息子を一人でお風呂に入れ、お風呂上りは冬には風邪をひきながら、夏場は汗をかきながら、裸で息子を追いかけまわしています。

こんな時に夫がいてくれたら「大変な子育て」の苦労を分かち合えるのでしょうが、基本的に我が家には私と息子しかいないので、私一人で常に悪戦苦闘しています。

なんでこんなに辛くて惨めなんだろう…。

とにかく何をしても「イヤ」「ヤダ」で返されるので、戸惑いを感じることも多く、わが子にどう接して良いかわからなくなり、感情をぶつけてしまいたくなることもあります。

このままでは良くないというのは自分でも感じているので、「イヤイヤ期」というものを理解する必要がありそうです。

「イヤイヤ期」は成長の証拠!

「イヤイヤ期」は成長過程のひとつで必要なことだと言われています。では、この時期を通して、子どもはどのように成長するのでしょうか。

自我・自立心が芽生える

「イヤイヤ期」は自我や自立心が芽生える貴重な時期。なんでも自分でやりたいという欲求が出てきます。

例えば、着替えを手伝おうとすると、「自分でやる!」とママの手を遮ったり、逃げ回ったりするのはそのためなんだとか。

大人は時間に追われる生活を送っているので、つい子どもに手を貸してしまいますが、子どもは全部自分でやりたい!と思っているので、手伝おうとするパパ・ママを「イヤ!」と拒絶するようになります。

さまざまな感情が芽生える

「やりたい」気持ちがあっても、自分の思い通りにできない、上手にできないのがイヤイヤ期の子どもです。そのもどかしい思いをまだ言葉で上手に伝えられないため、「イヤ」「ヤダ」と言ったり、癇癪を起こしたりします。

また、「遊び疲れて眠い、でも遊びたい」「甘えたい、構って欲しい」と思っているのに、反抗的な言葉や態度を取ってしまうのもイヤイヤ期の子どもによく見られる特徴です。

さまざまな感情が湧き上がっているものの、まだ感情のコントロールや言葉で表現することを上手にできないから、「イヤ」となってしまうのです。

親はどうすれば良い?「イヤイヤ期」の子どもへの接し方

イヤイヤ期は成長の証だとわかっていても、「イヤ」が続くと余裕がなくなってしまいますよね。この時期の子どもに向き合う親としての心がけや接し方はどのようにしたらいいのでしょうか。

子どもの言葉に共感する

子どもは意味もなく「イヤ!」と叫んでいるわけではなく、そこには子どもなりの理由があります。

大人にとっては理不尽な理由であったとしても、まずは「イヤなんだね」と子どもの気持ちに共感し、寄り添ってあげましょう。その上で何がイヤだったのか、本当はどうしたいのか、子どもの気持ちを聞いてみると少しずつ話してくれるかもしれません。

まだ話せるのは単語や二語文なので、自分の気持ちをうまく表現するのは難しいですが、先回りしてあれこれ尋ねると「イヤ!」が始まって再び興奮してしまうので、根気よく子どもの言葉を待つのがポイントです。

代替案や選択肢を与える

子どもの希望を叶えてあげられない時は、ダメで終わらせるのではなく、ほかの案を出したり、選択肢を与えたりしてみましょう。「今は○○できないから、帰ってきたらしようね」とか、「これは危ないからできないけど、○○か、○○ならいいよ」などしっかり話してあげると、子どもも納得してくれるかもしれません。

気持ちが切り替わる対応をする

ほかの案や選択肢を与えても、子どもの気持ちが収まらないこともよくあるはずです。そんな時は、気持ちが切り替わるような対応をしてみましょう。

遊びに誘ったり、他のものに興味が向くようにしたり、お茶を飲ませてみたりと、子どもの気持ちが変わる手助けをしてみるのも効きそうな方法です。また、眠りに誘ってみるのもいいかもしれません。子どもがイヤイヤを言う時って、眠たい時に多いこともありますよね。

スキンシップしたりそのまま泣かせたりして落ち着かせる

寝そべって泣き叫ぶような状態になり、話も聞いてくれない悲惨な状況…そんな時は、スキンシップを試してみると効果があるかもしれません。

抱っこや手をつなぐなどで、子どもの気持ちが落ち着くのを待ってみましょう。我が家の場合は抱っこ紐に入れて、家の周りを2~3周お散歩すると落ち着くことも多いです。

それでもだめなら、しばらく放っておくのも1つの方法です。少しその場を離れ、そのまま泣かせておいてから抱っこしてあげると、落ち着くかもしれません。

イヤイヤ期の子どもにしてはいけない対応

イヤイヤ期の対応は根気がいるので大変ですが、以下のような対応は子どもの成長を妨げる要因になってしまいますので、避けた方がいいと言われています。

「ダメ」で押さえつける

親の言うことを「イヤ!」と否定する子どもに対し、「そんなわがまま言ってはダメ!」と押さえつけてしまうと、自己主張の妨げになってしまいます。

同様に、うまくできない子どもに対して「そんなやり方じゃダメ」と頭から否定するのもNG。「ダメ」「いけない」を乱用すると、子どもは自分の気持ちを口にしたり、自分でやろうとしたりする意欲を失ってしまいます。

やり方が間違っているときや、危険なことをやろうとしているときは、「ママみたいにやってごらん」とお手本を見せたり、「それをやったら◯◯くん(ちゃん)がケガするよ。ママ悲しいな」と説明したり、といった対処をするのがポイントです。

交換条件などを出したりする

「お菓子を買ってあげるから、もう帰ろう」などという交換条件を提示するのもおすすめできません。

子どもの気持ちが萎縮し、言いたいこと、やりたいことを必要以上に我慢してしまう原因になるほか、集団生活を送り始めたときに、お友達に対して「そのおもちゃを貸してくれないならもう遊ばない」など言い始める可能性があります。

感情的に叱る

イヤイヤ期の子どもと接する際は、ある程度子どもの自主性に任せる必要がありますが、サポートやアドバイスが必要なシーンで「そのやり方じゃだめって言ったでしょ!」「どうして教えたことができないの!」などと感情的に叱ってしまうのは禁物です。

どうしても辛い時の対処法

子どもと離れる時間を作る

どうしても辛い時はパパや祖父母に見てもらって子どもと離れた時間を作りましょう。一時保育を利用するのもいいと思います。

一時的に子どもと離れることで気分がリフレッシュできますし、帰ってきた時にまた優しく接することができます。

完ぺき主義をやめる

子どもの食事や睡眠時間のリズムも大切ですが、時間に捉われすぎると余裕がなくなるので、私はパーフェクトなママを目指すのはやめることにしました。

食事を嫌がったらもういいや、お風呂も入れない日があってもいい、睡眠時間も不規則でいいや、そう思うことで楽になった部分は大きいと思います。

全て完ぺきにこなさなきゃ!と思えば思うほど肩に力が入ってしまい、子どもはさらに反抗してしまって悪循環。

「仕方ない、今日はこれでいいか」と思うことも大切だと思います。

とにかく寝る

私の場合はイヤイヤ期と夜泣きの時期が重なっていて、睡眠時間も削られて心の余裕が全くありません。

ワンオペ育児の時は、息子が寝たら「寝ている間にあれをやってこれもやって」という考えは一切排除して、とにかく自分も一緒に寝て体を休ませます。

十分な睡眠時間が取れているとある程度の反抗にも大きな広い器で受け止めることができるのです(笑)

自分だけじゃないとわかることも大切

育児中はどうしても自分と子どもだけの狭い世界での視野になりがちですが、一歩外へ出てみると大変なのは自分だけじゃないということがよくわかります。

私の場合は日中はフルタイムで仕事をしているのでそのせいで子育てが大変だと思う面もありますが、働いていることで逆に視野が広がり救われる場面も多くあります。

世の中には私のような同じ状況の方が他にもたくさんいるということがわかると、少し気持ちが楽になりました。

もちろん中にはイヤイヤ期をあまり感じない親御さんもいますが、苦労している方もたくさんいるのは事実です。

職場で先輩ママに相談してみたら「そんなの普通!みんな通る道だよ!」と言われたり、インターネットの育児関連の記事やコラムを読んで同じ状況のママがたくさんいることを知ると、それだけで救われた気分になりました。

スケジュールに余裕を持つことも大切!

イヤイヤ期を乗り越える上で私が最終的に一番ポイントだと思っているのは「スケジュールに余裕を持つ」ことです。

もう本当にこれにつきます。

時間が差し迫っていると、子どものやることをじっくり見守る余裕がなくなり、「早くして!」とついイライラしてしまいがちです。

時間に余裕があれば子どものやりたいことに付き合って、きちんと向き合うこともできます。

一番のポイントですが、一番難しいことでもあります(笑)

子育て世代の人でスケジュールに余裕がある人なんてどれくらいいるのでしょうか…

ワーママの私にできる対策は、「朝早めに起きる!」これが精いっぱいの現実です…(笑)

子どもの成長に救われた

朝から晩までイヤイヤ期の子どもと生活するのは本当に体力も気力も使うのですが、あまりにも大変で辛くて落ち込んでいる時、息子がふと「ママ、大丈夫?」と心配して頭を撫でてくれることもよくあります。

イヤイヤと反抗しまくる悪魔の顔だけでなく、要所要所で天使の顔も見せてくれるのです。

雨とムチを使いこなすこの魔性のテクニックは、2歳児特有のものなのでしょうか…(笑)

「誰のせいで悲しんでると思ってるんじゃ~!」と突っ込みたくなるところですが、小さなおててで「よしよし」と撫でられるとやっぱり純粋に嬉しい。

息子が転んで痛そうにしている時や寂しい時に私が息子を抱きしめて頭を撫でているのを真似してくれているのだと思うと、ジーンとします。

人生と言う長い期間で見たらイヤイヤ期の数年は本当にあっという間なのかもしれないので、これからも、息子と共に私も成長していきたいと思います。

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はなママ

令和2年生まれの男の子を子育て中。 とある美容企業にて仕入れや企画のお仕事をしているワーママです。夫も激務でほぼワンオペ育児の為、1秒でも暮らしに余裕をもたらしてくれるものにはすぐに飛びつく生態です。

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