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赤ちゃんの夜泣きはいつまで?~我が家の対策と戦いの記録~

うちの子は寝ない。本当に寝ない。

産まれた日から寝ませんでした。

よく、食べない子と寝ない子は大変と聞くけれど、実際に体験してみるとその言葉の意味がよくわかる。

ほんと~~~にどうにかなりそうなくらい大変。。。

さて、この寝ない子育児の戦いはいつになったら終戦を迎えるのか…。

息子が成長してようやく落ち着いてきた今、振り返りながら記録をまとめていきたいと思います。

赤ちゃんが夜泣きをするのはいつまで?

一般的に夜泣きは生後8~9か月頃にピークを迎えるとされており、1歳半から2歳頃には落ち着くと言われているんだそうな。

我が家の場合はだいたい2歳半頃まで夜泣きがあり、2歳の後半あたりからようやく朝まで眠ってくれる日がぽつりぽつりと出てきたという感じです。

人生100年時代で約2年半というのははたから見ればほんの短い期間なのかもしれませんが、実際に体験してみると全くそんなことはありません。

世話をする母にとってこの2年半は辛く、苦しく、孤独で、とても長く長く、終わりのないトンネルを走っていると感じることも少なくありません。

ましてや、仕事をしていたら昼間は仕事、夜は夜泣き対応で心身ともに疲れ果ててしまってもおかしくないのではないでしょうか。(私は本当に毎日どうにかなってしまいそうでした)

我が家の息子の夜泣きとネントレの記録

かれこれ長い期間夜泣きと戦ってきたので、先輩ママたちやインターネットから色々と情報を集めては試してみました。

私の体験談が少しでも今現在お子様の夜泣きで苦しんでいる方の参考になれば幸いです。

生後1日~

我が家の息子は、生まれた日からよく泣く子でした。

産んでから退院するまでの数日間は病院で夜に預かってもらうことができるので、ありがたいことに夜もしっかり眠らせていただくことができたのですが…

退院したその日から夜もえーんえーんと泣いていました。

まだこの頃の私は育児そのものに慣れていないので、とにかく「お世話をする」ということにがむしゃらで、赤ちゃんが寝ないということに実はそんなに意識がいってなかったかもしれません(笑)

実家に里帰りをしたこともあり、私の母親の全力バックアップもあったことで、慌ただしい日々の中で休憩する時間はぽつりぽつりと取れていたと思います。

生後1週間~

生後1週間~10日ほどが経ち、なんとなく育児に慣れてきてペースがつかめてきた頃から、「あれ、この子あんまり寝ないぞ?」という感覚が湧き出してきました。

ベビーベッドはあるもののベッドで寝ている時間はほんのわずか。抱っこしている方が良く眠るので、座って抱っこしたまま寝かせることが多々ありました。

私の夫も私の実家まで仕事の合間をぬってはやってきて、よくこのように抱っこして寝かせてくれていました。

待望の息子が生まれたことで、夫も仕事で疲れていても、こうやって我が子を抱きながら眠れることに幸せを感じていたようです。

出産後は約1ヵ月間ほどを実家で過ごさせてもらったため、この時期は夜中に眠れなかったとしても、昼に赤ちゃんと一緒に私もお昼寝をさせてもらったり、また、夜中に泣いて寝ない時も数回に1回は私の母親が代わりにあやして寝かしつけてくれていたりしながら、なんとか新生児時期の夜泣きを乗り切っていました。

この時期の母親のサポートは今後一生かけてお礼していきたいと感じるくらいありがたかったです…。

新生児期の後半くらいから「モロー反射」が出始めたので、対策としておくるみをきつく巻いたりすることを試してみました。

…が、全く効果なし。

結局は私や母、時々夫が抱っこしながらなんとか寝かせる日々でした…。

あとは、巷で噂の「ポイズンを聴かせると泣き止む」という方法も試してみましたが、これも特に効果はありませんでした(笑)

ですが新生児期はまだ体も小さく、泣いていると言ってもほんの小さな声です。

「赤ちゃんは泣くのが仕事!これくらいは想定の範囲内!」と思って、あたふたしながらも、赤ちゃんと過ごす日々を幸せに思いながら過ごしていました。(今思えば実家のサポートという強力な助けはメンタル的な安心感が非常に大きかった)

生後1か月~

子どもが生後1か月を経過した頃、いよいよ実家を旅立つ日がやってきました。

産後1か月程の間、病院の検診以外は外出することもなく、冬生まれで外が寒かったこともあり、家の庭にすらほぼ出なかった私…

新生児期が終わって久々に外へ出てみたらいつの間にか桜が咲いていて、ほっこりすると同時になんだか久しぶりに下界の空気を吸った気がした記憶があります(笑)

そして、自宅に戻って夫、私、息子との3人の生活がスタートしました。

3人の生活と言っても夫は仕事があるのでほぼ赤ちゃんと私の2人の生活のようなもの。

さらに夫の仕事は夜勤もあって超不規則。

夫がいない夜に、泣きわめく赤ちゃんを抱きながら半泣きで徹夜をした夜も何度もありました…。

実家にいたときは母親のサポートがあったものの、この時に初めて「夜の孤独」というものを味わって、夜がくるのがすごく怖かったのを覚えています。

息子は置いたらすぐに泣くのですが抱っこしていると昼も夜もよく寝てくれるので、この頃に布製の抱っこ紐「コニー」を導入してみました。

お出かけのために購入というよりは「寝かしつけ」のために購入したという感じです。

コニー作戦は見事に「吉」とでて、コニーに入っている間はよく寝てくれるので、息子は四六時中常にコニーに入っている状態でした。

何をするにも私と息子とコニーは一心同体(笑)

コニーについては別の記事で詳しくまとめています▼

この時はこの時で大変だったと思うのですが、今思えば抱っこさえしていれば機嫌よくニコニコしてくれているので、ある意味幸せだった時期かもしれません。

ただ、背中スイッチがこの頃からかなり敏感に発達。

抱っこさえしていれば寝てくれるけど、布団に置くとすぐに起きてしまうという構図にさらに拍車がかかり、ベビーベットは全く使わなくなりました。

生後2ヶ月~

ベビーベッドに置くと背中スイッチがすぐに作動して起きて泣いてしまうのですが、真っ直ぐでない場所に置くと少し長めに眠ってくれるということに気が付きました。

この頃によくやった作戦が「授乳クッションの上に寝かせる」という方法です。

授乳クッションの上にタオルケットなどをかぶせて寝かせると、真ん中にくぼみができて覆われている感覚があるのか、なんと息子が心地よさそうにしているのです。

ただしこの方法の不便なところは授乳クッションで毎回即席ベッドをこしらえて息子専用ベッドとしてセッティングをしないといけないところ。

授乳時は授乳用としてクッションを使うので、そこから抱っこしてウトウトしてきたら授乳クッションをベッドに変形させて…と1日に何度もセッティングをするのが非効率でだんだんと面倒に感じるようになってきました。

そこで、思い切って購入してみたのがこちらのおやすみたまごです。

おやすみたまごは背中スイッチ対策ができるベッドで、ママのお腹の中で育った背骨の形Cカーブを保ったまま寝かせることができるというすぐれもの。

ちょっと高価なアイテムだったので買うのに勇気は必要でしたが、思い切って購入してみたらそこそこ効果があり、ちょびっとだけ育児が楽になりました。

おやすみたまごについてはこちらで詳しくまとめています▼

どれくらい効果があったのかと言うと、リビングに置いておいて朝寝の時や昼寝の時に寝かせてみたところ、10~15分ほどは眠ってくれるという状況。

ただし、結局長時間は眠ってくれないので夜中は結局コニーに入れて抱っこしながらまとまった睡眠をとらせる→私は座りながら仮眠をとるという状況が多かったです。

生後4ヶ月~

産後の体にむち打ち、なんとか騙し騙しやってきてはいたものの、ここにきて追い打ちをかけるように夜泣きがひどくなりました…。

夜泣きが増える→ワンオペ育児+眠れない日々が続いて限界がくる。

…というわけで、初めてがっつりと「ネントレ」というものに挑戦することを決意。

やるからには覚悟を持って取り組もうと思い、「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」というネントレ本も購入。

本の感想は、すごく読みやすくて良かったです。

赤ちゃんと別室で寝る海外方式ではなく、日本の添い寝方式でのネントレについて丁寧に書かれている内容でした。

簡単にわかりやすく説明されているので寝不足で半分機能していないような私の脳みそにも内容がすっと入ってきました。

生後3~4ヶ月くらいで、これからネントレをしていきたいという方にはおすすめです。

この時期にネントレをしたことで、夜泣きは有るものの以前よりはまとまって(3~4時間くらい)眠ってくれるようになりました。

ネントレの内容についてはこちらで詳しくまとめています▼

この頃からペースがつかめたというか、夜は数時間おきに添い乳をするくらいでわりと安定して睡眠時間をとれるようになったと思います。

1歳~

息子が1歳を迎えて、我が家は大きな転換期を迎えました。

まず、保育園への入園が決まったこと。

さらに、入園に合わせて断乳をすることになり、夜中の添い乳ができなくなるという新たな試練との直面でもあります。

保育園の入園が決まったことで後がないので、本気で取り組んだら断乳自体は割とスムーズに成功したのではないかと思います。

断乳についてはこちらで詳しくまとめています▼

ただ、断乳したことで夜寝る時に「添い乳」をすることができなくなったため、夜中に息子の夜泣き始まったら一旦起きて抱っこしてあやしながらまた寝かせるという行動が必要になってきました。

抱っこしてすぐにまた眠ってくれる時はいいのですが、毎回そんなにうまくいくわけではなく、2~3時間は泣き続けて寝ない、なんていうこともざらにありました。

夫が休みの時は夜泣きの対応を代わってもらうこともありましたが、夜勤でいないことも多いので基本的に私が夜泣きの対応をする日々…

夫は夜に眠れなくても平日の休みに昼間自由時間があるのに対して、私の休みは日曜日と祝日だけ。

今思ったらこの時期が一番辛かった…。

断乳+保育園に行き始める+私は仕事復帰→夜泣きは全然おさまらず、睡眠不足のまま仕事に行く毎日。

仕事をしていない時期は夜泣きの対応で寝不足でも、昼間に小分けで睡眠をとることでなんとか乗り切っていましたが、仕事があったら夜眠れなくても昼も眠ることができません。

息子の夜泣きがひどい時はまともに眠れずそのまま仕事に行って本当に本当に体力的に辛かったです…。眠くて眠くて仕方がなかった。

しかも会社の上司はどぎつくて夜泣きで寝不足だなんて言える環境ではなく、涼しい顔して働くのが本当に大変でした。

この時のどこにも吐き出せない気持ちは当時ブログで綴ったりしております▼

この時期に試したものとして、樋屋奇応丸(ひやきおうがん)があります。

試したきっかけはというと、軽い育児ノイローゼのようになっていた私を見かねて、夫がある日突然ドラッグストアで購入してきたのです。

効果効能としては、乳幼児の疳の虫(かんのむし)、またはそれを原因とする夜泣き、下痢などに効き目があるらしいのですが…

我が家の息子には全く効果がありませんでした(笑)

効果には個人差があると思うので、参考のために一応飲ませ方をご紹介。

箱の中にはこれくらいの小さな瓶が入っています。リップクリームよりも小さい。

粒はもっと小さい!少量を手に取るのも難しいくらい小さい(笑)

匂いは少しあるのですが、粒がかなり小さいのでヨーグルトに混ぜると息子は全く気付くことなく食べていました。

何日か続けて息子に与えてみたのですが全く効果が表れなくて、その間も毎日ものすごく激しく夜泣きをする日々…。

夜泣きがひどくなったのはたまたまだと思うのですが、結局1ミリも効果を感じることがなかったので腹が立って飲ませるのを辞めました(笑)

2歳~

2歳を迎えてもなお寝かしつけに手こずっていました。

夜泣きのピークは今思ったらこの頃だったかもしれません。

この時期は冬で寒いし眠いしで夜泣きの対応も本当に辛くて毎日仕事をいつ辞めようかということを考えていたと思います。

そして、またもや限界に達して金にものを言わせて購入してみたのがこちら「ドリームスイッチ2」です。

お値段なんと22,000円。

でも毎日毎晩眠れなさ過ぎて頭がおかしくなりそう…いや、もう半分おかしくなっていたので思い切って購入ボタンをポチっ。

「ドリームスイッチ2」は、プロジェクターの要領で天井に映像を映して物語を楽しむことができる寝かしつけアイテムなんですが、思い切って買ってみたら結果すごく良かった。

夜泣きはおさまるか?と聞かれたら実は答えは「No.」なんですが、起きてもこの映像を付けると「大人しく布団に寝転がって天井を見ている」ようになったのです!

その間私はただ横で一緒に寝転んでいるだけでいいのです。

これがどれだけ楽なことか…

すぐに寝てくれるわけではありませんが、「すぐに寝転がってくれる」。もうこれだけで十分だと思いました。

これを機に私の夜泣きとの戦いは徐々に終息していくのでした。

ドリームスイッチについてはこちらで詳しくまとめています▼

我が家の場合、夜泣きが完全に終わったのは3歳頃だったと思いますが、2歳ぐらいになると意思疎通ができるようになってきて、布団で寝転がって一緒にコミュニケーションを取れるようになってきたことで徐々に夜泣きがなくなっていったという感じでした。

まとめ

今まさに夜泣きで辛い思いをしていると言う方もきっといらっしゃると思いますが、必ず終わりはきます。

どうか心折れずに、頼れるものは全力で頼って、頑張って乗り切ってください。

私の体験談のいずれかが少しでも誰かのお役に立てましたら幸いです。

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はなママ

令和2年生まれの男の子を子育て中。 とある美容企業にて仕入れや企画のお仕事をしているワーママです。夫も激務でほぼワンオペ育児の為、1秒でも暮らしに余裕をもたらしてくれるものにはすぐに飛びつく生態です。

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