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生後2か月で哺乳瓶拒否!克服するまでにやったこと。

哺乳瓶でミルクを飲ませたいのに、息子はおっぱいが大好きすぎて哺乳瓶を嫌がるようになってしまいました。

「哺乳瓶が嫌なら母乳でいいじゃん」と思いたいところなのですが、実際にはそんなに簡単な話ではなく。。。

ママ歴ほんの数か月のまだまだド新人である私は、これがもう本当に本当に大変な試練となりました。

色々な対処法を経て無事に問題を解決できましたので、息子が哺乳瓶を克服するまでの体験談をまとめてみたいと思います。

生後2~3か月でミルクを嫌がって飲まなくなった息子

息子は生後2か月頃から突然哺乳瓶を嫌がるようになり、母乳しか飲んでくれなくなりました。

出産後、入院中に病院で哺乳瓶デビューを迎え、今まで普通に哺乳瓶でミルクを飲んでいたはずなんですけど…!?!?

新生児期は母乳と粉ミルクを交互に飲ませるサイクルで過ごしていたのですが、生後2か月に入った頃から哺乳瓶を嫌がり始めて徐々に母乳の回数が増えていく日々…。

気が付いたら母乳→ミルク→母乳→母乳→ミルク→母乳→母乳→母乳→永遠に母乳!と、生後3か月を迎える頃には完全に母乳しか飲んでくれなくなってしまいました。

私の母乳が出やすければ哺乳瓶が使えなくても問題ないのですが、どちらかと言うと私の母乳の量感はまぁボチボチという感じ…。

息子の体重が増えにくくなり市の健康診断でミルクを足すように指導されたことと、自身の通院があり息子を預ける必要性が出てきたことをきっかけに、哺乳瓶を克服するために本気で取り組もうと考えるようになりました。

哺乳瓶拒否はなぜ起こる?

赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がる原因は、様々な理由が考えられます。

ミルクの味が好みではない、ミルクが熱いまたはぬるい、哺乳瓶の形や乳首の感触が嫌だ、体勢や哺乳瓶の角度が嫌だ…などなど。

ざっと上げるだけでいくつもの可能性があるため、まずは哺乳瓶を嫌がる原因を追究する必要があります。

ただやみくもに考えてもわからないので、私はひとまず以下の点を確かめてみることにしました。

搾乳した母乳は飲むのかどうか

まず私が確認しようと思ったのは「哺乳瓶が嫌」なのか、「哺乳瓶の中のミルク」が嫌なのか、という点です。

息子がいつも飲んでいる大好きな母乳を搾乳して、哺乳瓶に入れてみました。

すると結果は、母乳が入った哺乳瓶に息子は全く口をつけませんでした。

つまり、哺乳瓶そのものの感触が嫌いである可能性が高いと考えられます。

スプーンでミルクを飲めるのかどうか

次に、粉ミルクを哺乳瓶ではなくスプーンであげてみることに。

小さめのスプーンにミルクを入れて口元に近づけてみると、息子は普通にすすって飲むことができました。

つまり息子は粉ミルクの味が嫌なのではなく、完全に哺乳瓶が嫌なんだ、ということがわかった瞬間です。

さすがに赤ちゃん用の小さなスプーンで毎回ちびちびミルクをやるとなると日が暮れるので、何としても哺乳瓶を克服してもらうべく、色々な方法を試してみることにしました。

哺乳瓶を克服するためにやった対処法

息子の哺乳瓶嫌いは筋金入り。

先輩ママたちに聞いて聞いて聞きまくって、やったことがない対処法を片っ端からどんどん試していくことにしました。

以下、私が試した対処法をあげていきたいと思います。

哺乳瓶を変える

基本中の基本ですが、まずは哺乳瓶を変えてみるのが一番手っ取り早い対処法です。

元々私が出産準備で購入していた哺乳瓶は、ビーンスタークの哺乳瓶。そしゃく力を鍛えるというのが売りの商品です。

吸い口の形が独特で一生懸命吸わないと出てこないので、あごや口周りを鍛える訓練になるという点が購入の決め手でした。

これはこれできっといい商品なんだと思うのですが…!

もしかしたらこれが原因で赤ちゃんにとっては飲むのが難しいのかもしれないと思い、違うメーカーの哺乳瓶を購入してみることにしました。

周囲の先輩ママに聞き込みをして、一番よく使われていると感じたのが、ピジョンの母乳実感です。

母乳実感の最大の特徴は、おっぱいを飲んでいるような口の動きを再現できる乳首の形状。

哺乳瓶の乳首に慣れておっぱいを嫌がる“乳頭混乱”の赤ちゃんにこの哺乳瓶を使って、自然に母乳に戻れるような構造になっているので、その逆の哺乳瓶拒否の赤ちゃんにも効果的と言われています。

さらにもう一つ、私の周囲で支持が多かったのがNUK(ヌーク)の哺乳瓶。

NUK(ヌーク)

NUKの哺乳瓶の特徴はママのおっぱいに近い感覚を再現した乳首で、母乳で育った赤ちゃんも抵抗なく飲んでくれると言われているんだそうな。

口を自然と大きく開けさせることで上顎にフィットさせる形状や、ミルクと唾液がバランスよく混ざり合うように設けられたミルク穴など、赤ちゃんにとっての飲みやすさも追及されているのが魅力です。

さて、ここからが哺乳瓶を変えて試してみた結果なのですが…

結果は、どの哺乳瓶もだめでした。

息子はピジョンの哺乳瓶もNUKの哺乳瓶も頑なに拒否。

さらに実は他のメーカーの哺乳瓶も買ってみたのですが、それも全くダメでした。

結局我が家の哺乳瓶は店頭のようなコレクションとなっただけで、息子が受け入れたものは1つもありませんでした(涙)

乳首の大きさを変える

家に遊びにきてくれた別の先輩ママから教えてもらった、乳首の大きさを変えてみるという方法。

今まで月齢に合ったサイズの乳首を使っていましたが、月齢の目安よりやや大きめのサイズの乳首も試してみました。

飲み口の穴が今までよりさらに広めになることでミルクの出が良くなるので、母乳の出がいいママには特におすすめの対処法です。

赤ちゃんが吸ってもミルクが出てこないと、哺乳瓶=飲みにくいと思ってしまい哺乳瓶を拒否している可能性があるので、乳首のサイズも哺乳瓶と同じくいろいろ試してみるといいと思います。

我が家でこの方法を試してみた結果は、残念ながら全く効き目がありませんでした。

逆に乳首を小さくするという方法も念のため試してみましたが、こちらもダメでした。

どうやらもっと違った角度からアプローチしていく必要がありそうです。

ミルクを変える

粉ミルクの味が変わると飲んでくれるかも知れないと思い、違うメーカーの粉ミルクも試してみました。

市販されているミルクって、メーカーによって香りや味が異なっていたりしますよね。

缶だと量が多く無駄になる可能性があるので、できるだけ少量で売ってるものを試してみるのがおすすめです。

ミルクの味が濃かったり薄かったりしても嫌がる場合があるようなので、「ミルクの濃さ」を調整してみるのも1つの手段です。

結果、我が家の息子はミルクの味を変えてみても、全く飲みたがるそぶりはありませんでした(笑)

ミルクの温度を変える

基本的なことですが、ミルクの温度も改めて確認した方がいいかもしれません。

母乳中心で授乳していてミルクの扱いに不慣れなママやパパがミルクを作ると、熱すぎたり、反対に冷めすぎたりしてしまうこともあるかもしれないので…。

温度が合っていないことが、哺乳瓶を嫌がる原因のひとつでもあります。

一般的にミルクの温度は腕の内側におとして、やや熱く感じる程度(40℃ぐらい)が適当だと言われていますが、いつもと温度を変えてみて赤ちゃんの好みを探ってみるのもおすすめです。

→結果、この対策も安定に息子には効き目がありませんでしたけどね…。。。

哺乳瓶をオモチャにして遊ばせる

これはインスタで見た育児ハックです。

意外と盲点だった、「哺乳瓶で遊ばせてとにかく慣れさせる」という方法。

哺乳瓶の中にお茶を入れておいて、それをオモチャにして遊ばせるという感じで実践してみました。

哺乳瓶丸ごとではなく、オーボールに乳首だけを付けて遊ばせるというやり方もいいかもしれません。

そしてこの方法が、息子にとって割と有効でした。

哺乳瓶で自由に遊ばせていたら、哺乳瓶に対して抵抗がなくなっていき哺乳瓶を見ても泣くことはなくなりました。

赤ちゃんのペースに委ねる

哺乳瓶の乳首を赤ちゃんの口に入れる時は、無理矢理入れたりはせず赤ちゃんに任せるようにします。

唇を乳首でつついてるときに「あーん」と口を開けるようになったり、乳首を指でいじってる最中に自分から哺乳瓶をくわえるようになることがあります。

嫌がっていそうな時は穏やかな気持ちで乳首をいじらせて哺乳瓶に慣らして…というように、勝手に自分から哺乳瓶を口に持って行くのを待ちます。

ママ以外の人がミルクをあげる

ママ=おっぱいというイメージがある場合、ママが哺乳瓶を差し出しても「おっぱいちょうだい!」と泣き続けてしまうケースがあります。

赤ちゃんの心情としては「おっぱいがあるのになんで飲ませてくれないの?!」という気持ちになっているのかもしれません…。

ママが近くにいない状況でパパなど他の人からミルクをもらうと、始めは泣いていても途中でおっぱいを諦めてミルクを飲んでくれることがあるようです。

ちなみに我が家でこの方法を試したら、息子は泣きじゃくって一向にミルクを飲もうとせず、あまりにもかわいそうで夫も根負け…

この方法は拒否される夫もかなりショックを受けるので、あまり向いていませんでした。

とことんお腹をすかせる

哺乳瓶が嫌いな赤ちゃんでも、極限まで空腹になった時は拒否することなくスムーズにミルクを飲めることもあります。

前回の授乳から時間をあけ、おっぱいを欲しがっても抱っこであやしながらかわして…と我が家でトライしてみた結果、息子は哺乳瓶でごくごく飲むどころか泣き止まずに収拾がつかないことに。

しばらく大泣きして大変だったので、この方法は逆効果だったようです。

お腹が空くと泣く赤ちゃんならわかりやすいのですが、 寝てしまったりして飲まない子もいるので、空腹を我慢させる加減にはご注意ください。

お風呂上がりに飲ませてみる

お風呂ではたくさん汗をかいているので、お風呂上がりは大人と同じく赤ちゃんものどが渇いている状態です。

喉が潤っている時と比べるとミルクを受け入れやすい状況になっているので、一度はチャレンジしてみる価値ありです。

眠たい時に飲ませる

息子が眠たい時を狙って朝起きてすぐの授乳を哺乳瓶にしてみたら、ほんの少しだけ効果がありました。

寝ぼけているせいか哺乳瓶を口に咥えて、しばらく吸い口をもぐもぐしていました。

ですがしばらくしてすぐにおっぱいじゃないことに気づいて泣いて拒絶しました。

惜しかったのですが結局この方法でミルクは飲んでくれませんでした。

乳首をあたためる

本物のおっぱいの乳首に少しでも近い状態にするため、哺乳瓶の乳首をお湯で温めてから与えてみました。

結果は、ほんの少しだけ効果がありました。

少しの間乳首をもぐもぐしたのです。

ですが、そのまま乳首を吸ってミルクを飲むことはありませんでした。

目の前で自分が飲んでみせる

息子の目の前でコップに入れたお茶や牛乳を私自身がぐびぐびと飲んで見せてみました。

大げさに美味しそうなそぶりを見せることで、息子に「飲む」ということへの関心を持たせる作戦です。

息子は興味がありそうな反応を示しましたが、じーっと見るだけで、克服にはつながりませんでした。

すり替え作戦

息子に1番有効だった方法はこちらでした。

私が試した「すり替え作戦」とは、最初はいつも通りにおっぱいで授乳をし、しばらくしてから哺乳瓶にさっとすり替えるという方法です。

ギャグみたいな話ですが、この方法を初めてやった時に息子はミルクを30ml近く飲んでくれたのです。

ちょうど眠たかったらしく、うつろな目で私の方を見ていたのも功を奏したようです。

途中でおっぱいじゃないことに気づき拒絶されたのですが、少しでも飲んだのは大進歩です。

たった30mlですが哺乳瓶でミルクを飲んでくれて涙が出るくらい嬉しかったです。

【最終結果】我が家の息子に効果があったのはいくつかの合わせ技

すり替え作戦で手ごたえを感じてからは、このやり方でミルクをやり続けると30ml→40ml→60ml→80mlと、徐々に哺乳瓶で飲める量が増えていったのです。

なお、最も息子に効果があったのは「すり替え作戦」と「眠たい時に飲ませる」と「乳首を温める」を組み合わせた合わせ技でした。

毎回授乳するまでにこの合わせ技のコンディションを整えるのが大変ですが、1週間ほどしたら「眠たい時に飲ませる」と「乳首を温める」のみの組み合わせでも飲めるように。

さらに1週間ほどしたら「乳首を温める」だけで飲めるようになりました。

継続は力なり

こうして1か月後には、何もしなくても、いつ誰があげても、普通に抵抗なく哺乳瓶でミルクを飲めるようにまでなりました。

よく聞く「ある日突然ぐびぐび飲むようになる」というのは、うちの息子の場合はありませんでした。

今でもミルクを飲み終わった後に満足そうな顔でゲップをしている姿を見ると、根気強く頑張って良かったなと思います。

もし色々と試してどうしてもダメなら、こんなグッズもありますよ。

ピジョン離乳スプーン

哺乳瓶の乳首部分がスプーンになっている商品です。

普通のスプーンのように何度もお口へ運ぶ必要がなく、初めての赤ちゃんでもスプーンからスムーズに飲めます。

ボトルはポリプロピレン製でやわらかく、ドロッとしたものでもボトルを押して適量を出すことができます。

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はなママ

令和2年生まれの男の子を子育て中。 とある美容企業にて仕入れや企画のお仕事をしているワーママです。夫も激務でほぼワンオペ育児の為、1秒でも暮らしに余裕をもたらしてくれるものにはすぐに飛びつく生態です。

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