子供を産むまで私は、赤ちゃんは勝手にスヤスヤ眠るものだと思っていたのですが、それは大間違いでした。
いざ出産を終えて実際に目の当たりにしたのはなかなか寝てくれない赤ちゃん。
息子が新生児だった頃、不眠不休で抱っこする状況に白目をむきながら購入したのが「コニー」という抱っこ紐です。
今では使い始めてから約1年半が経過したので、使用感やメリット、デメリットなどをまとめてみたいと思います。
Contents
KONNY(コニー)抱っこ紐とは?
コニーの抱っこ紐は、韓国生まれの布地素材でできた抱っこ紐です。
可愛らしいペンギンマークがトレードマークで、最近では街中でも育児中のパパママ達が着用しているのをよく見かけるようになりました。
私が購入したのはコニーの「オリジナル」という種類になります。
コニーにはサイズ調整ができる「フレックス」という種類もあります。
私はできるだけシンプルで簡単なものがいいのでオリジナルの方が合っていると感じますが、このあたりは好みでいいと思います。
セット内容はかなりシンプル
購入セットの中に入っているのはメインの抱っこ紐、補助用の外紐、専用ポーチです。
バックルなどもなく構造はとってもシンプル。
生地はやわらかくて肌触りのいい布地素材です。
ストレッチが効くので赤ちゃんをしっかりと優しく包み込んでくれ、密着感もあります。
着用した感じがこちら。
見た目はショールっぽいのでファッションの邪魔にならずに、着用していてもあまり違和感がありません。
コニーはいつからいつまで使える?
コニーは新生児から20kgの赤ちゃんまで使用できると言われています。
新生児の時にはスリングとして使ったり
大きくなってきたら抱っこ紐として使ったり
腕を出し始めたらヒップシートのようにも使えます。
これは我が家の息子が1歳になって体重が約10kg弱の時の様子です。
赤ちゃんだった頃より体もずいぶん大きくなりずっしりとしてはいますが、安定感とホールド力はしっかりあります。
新生児〜1歳を過ぎても使えるのでかなり長く使えますね。
コニーのおすすめポイント
赤ちゃんの寝かしつけができる
コニーの最大の特徴と言えばなんと言っても寝かしつけ効果ではないでしょうか。
ピタッと密着感があって安心するのか、息子はコニーに入れるとスヤスヤと本当に良く寝てくれます。
我が家での寝かしつけスタイルは、コニーに息子を入れて最新のヒット曲など私が好きな歌を歌いながらリズムに乗ってひたすらユラユラ。
これを続けているとだいたい2〜3曲歌い終わる頃には寝てくれます(笑)
デザインがシンプル
コニーのデザインはシンプルなのでどんな服にも合わせやすいです。
カラー展開も豊富でどの色も可愛いのでどれにしようか迷うほど。
私はグレーを購入してみました。
グレーはカジュアルな服装にもよく馴染みますし、冬はもちろん夏も暑苦しく見えないので、年間通して使用するには結構おすすめ色だと思います。
収納に困らない
コニーはたたむとすっぽり小さくなるので鞄の中に入れてもかさばりません。(重さはなんと200g!)
専用の可愛いポーチも付属しています。
赤ちゃんを連れてのお出かけは何かと荷物が多くなってしまうので、このサイズ感は本当にありがたい。
着替えやおむつなどと一緒にいつもカバンに詰め込んでいますが、全然かさばらないので助かっています。
ちなみにマザーズバッグはティアティアのLUNAというリュックを愛用中。
レビュー記事あります▼
付けたままトイレに行ける
コニーは肩全体を覆う独自の構造で荷重を分散させ、肩や腰への負担を軽減するデザインです。
言わば上半身だけで赤ちゃんを支える構造で、腰から下はフリーな状態になります。
このことから、少し横着なのですが抱っこしたままトイレに行き、楽々用をたすことができます(笑)
ちなみにコニー+ロングスカートなら最強の組み合わせ…これでトイレの負担が大幅に減らせます。
わざわざ抱っこ紐を外す必要がないので、1人でショッピングモールに行っている時でもトイレに行くのが煩わしくなくなりました。
洗濯機で丸洗いができる
コニーは布地なので、洗濯機で丸洗いが可能なところも結構大きなポイントだと思います。
私はコニーで赤ちゃんを抱っこしたままご飯を食べる事が多く、食べこぼしがついてしまうことも多々あるのですが、丸洗いが可能なので汚れた時はすぐに洗濯機に投入します。
特に赤ちゃんが生まれてすぐはお世話で忙しく抱っこ紐を丁寧に手洗いしている暇はないので、丸洗いできるというのはポイントが高いですね。
抱っこ大好きな赤ちゃんがいるママにとって、抱っこ紐は命の次に大切なアイテムと言っても過言ではないので(笑)、丸洗いOKな上に乾くのも早いので言うことなしです。
コニーのデメリット
首がすわるまでは片手で頭を支えてないといけない
頭まですっぽりとコニーに入れる事ができるといいのですが、赤ちゃんは好奇心旺盛なのですぐに頭を外へ出したがります。
首がすわっていない時期は頭がぐらんぐらんになるので、起きている間は常に片手で赤ちゃんの頭を支えてないといけませんでした。
完全に眠ってしまったら、頭もコニーに入れて安定させることができます。
腕を上げにくい
コニーをつけていると肩全体がすっぽりと覆われているので、全開で両手を上げることはできません。
ちょっと洗濯物を取り込むくらいならできますが、高い所の物を取ったり、料理などのがっつりとした家事をする時には不向きかと思われます。
これはデメリットでもあるようで、肩と腰に負担が集中しないように考えられてこの設計になっているので、実は重要なポイントなのかなぁと思うようにしています。
おんぶができない
例えばエルゴのように対面抱きもおんぶも両方できる抱っこ紐も販売されていますが、コニーの場合はおんぶはできません。
新生児の抱っこ、対面抱っこ、前向き抱っこの3パターンに対応しています。
どうしてもおんぶがしたい場合は別でおんぶ紐を購入するしかないです。
たまにしか使わないので私は安さ重視でこちらのおんぶ紐を購入しました。
値段の割に無駄がなくて、なかなか快適な使い心地のおんぶ紐です。
オリジナルとサマーどっちがいい?
コニーは通常版に加え、夏用にメッシュ素材の抱っこ紐も販売されています。
これに関しては私はオリジナルしか使ったことがないので、比較しようがないのですが…
一つ言えるのは、私はオリジナルだけで大丈夫でした。
夏場になったらサマー用を買おうと思ったのですが、赤ちゃん連れで真夏に長時間お出かけすることもあんまりないので結果的にオリジナルだけで夏も越すことができました(笑)
ちなみにオリジナルコニーの背中部分の写真がこちら。
背中に当たる内側はこのようにメッシュ素材になっているのです~!
こういう細かいところの設計がしっかり作り込まれているなぁと実感します。
サイズの選び方に注意
コニーは赤ちゃんの月齢や重さに関係なく、着用者のトップスサイズを基準に選ぶことが推奨されています。
日本服のS、M、Lの表記と比べるとコニーのサイズは若干大きめになっているので要注意です。
コニーサイズ | 女性(トップス) | 男性(Tシャツ) |
2XS | 5号 | ✖ |
XS | 7号 | ✖ |
S | 9号 | S |
M | 11号 | M |
L | 13号 | L |
XL | 15号 | XL |
2XL | 17号 | 2XL |
3XL | 19号 | 3XL |
4XL | 21号 | 4XL |
5XL | 23号 | 5XL |
産後は徐々に体重が戻ることを考え、妊娠前のサイズを基準に選ぶとより長く使えると言われています。
フィット感が大切なので、必ずジャストサイズで購入しましょう。
少し窮屈に感じる程で密着感はちょうど良くなるので、迷ったら小さめの方を選ぶようにして、間違っても大きめのサイズだけは選ばないようにしてくださいね。
私は身長160cmの標準体型で、普段の洋服はMサイズなのですがコニーはSでジャストサイズでした。
パパとママで共有できる?
密着感を高めるためにはジャストサイズであることが重要なので、残念ながらパパとママが同じ体型でないなら共有は難しいと思います。
赤ちゃんの安全の為にも、2人のサイズの中間をとるなどは絶対にせず、それぞれのサイズで2つ購入するようにしましょう。
もしパパとママの体型が同じならラッキーですね。
ちなみに我が家の夫は細身で普段着用のTシャツはSサイズ。
男性の場合は普段のサイズがSサイズ=コニーもSサイズなので、なんと奇跡的に夫婦で共有ができるケースに当てはまります。
夫がSサイズのコニーを着用するとこのような感じです。
私がコニーを付けているときより余裕がある感じがします(笑)
夫の抱っこでも息子はいつも喜んでいるので、どうやら窮屈館はないようです。
コニーを一年半使ってみた感想
低月齢時期と1歳以降に大助かり!
首がすわるまでの間のまだ小さな頃は、体をすっぽりと覆えるコニーでスヤスヤと本当によく眠ってくれたので大助かりでした。
その後生後4〜5ヶ月頃になると、がっつりお出かけする機会も増えて両手が自由に使えるエルゴの方が使用頻度が高くなり、コニーはサブ抱っこ紐として使うことが多くなりました。
ところが1歳を過ぎて歩くのをマスターすると、自分で歩きたがったり、飽きたらやっぱり抱っこを求めたりの繰り返しなので再びコニーが重宝する時期がやってきたのです。
普通の抱っこ紐だと完全に外してしまうとかさばって荷物になるし、中途半端に一部分だけ外しているとベルト部分が垂れ下がっていてだらしなく見えてしまいますが、コニーの場合は赤ちゃんを入れてない時に付けたままでも、ストールっぽくて違和感がないところも気に入っています。
コニーはどこの店舗で買える?
コニーはネット販売がメインとなっていて、Amazonや楽天などの通販サイト、もしくはコニーの公式サイトから購入することができます。
私は産後に必死の忙しい状況でコニーを知ったので、公式サイトでアカウントを作ったりする余裕も無くAmazonでポチッと購入しました(笑)
ちなみに楽天だと10,000円以上購入すると1,000円オフになるので、楽天で購入すれば良かったと後でちょっぴり後悔…。
スタイやケープなどを合わせて購入する方は10,000円以上になるので、楽天での購入がおすすめです。
コニーは子育てが楽になる育児神グッズ!
メインの抱っこ紐として使うには少し物足りない部分もあるかもしれませんが、トータルして考えるととても使いやすく、何よりも赤ちゃんがよく寝てくれるので本当に買って良かったと思います。
コニーで抱っこしていると赤ちゃんの顔との距離がすごく近くて、目が合うといつも嬉しそうにニコッとするのでそれがまたたまらなく可愛いんですよね。
特に最近は新しいシリーズも出ているので、ますますパワーアップして使いやすくなっていると思います。
1万円以内でこの快適さが買えるなら安いなと感じるので、もしお悩み中の方がいらっしゃったら声を大にしておすすめしたいアイテムです!!